千葉県で障がい者グループホーム(共同生活援助)を検討している方向けに、月額費用の目安・国と県、市町村の家賃補助制度・申請フローを網羅的にまとめました。この記事を読めば「実際いくらかかるのか」「どの助成を使えるのか」がスッキリ把握できます。
共同生活援助(グループホーム)は、知的障がいや精神障がいのある18〜64歳の方が地域で自立した暮らしを送るために設けられた住まい型サービスです。生活支援員の見守りや、食事・金銭管理・服薬管理などの援助が受けられます。
支給決定は市区町村が行い、障害支援区分とサービス利用計画に基づいて給付が出る仕組みです。(厚生労働省)
例:
※所得により月額上限あり。生活保護・低所得区分は0円。
費目 | 全国平均の目安 | はなもも例(男性棟) |
---|---|---|
家賃 | 40,000〜60,000円 | 40,000〜50,000円 |
食費 | 約30,000円 | 30,000円 |
光熱費 | 約10,000円 | 10,000円 |
日用品費 | 3,000〜5,000円 | 5,000円 |
自己負担(介護給付1割) | 0〜15,000円程度※ | 同左 |
国は低所得世帯を対象に毎月10,000円を家賃補助(補足給付)として支給しています。生活保護世帯や住民税非課税世帯の大半が該当。県・市町村の助成額は「国給付を差し引いた家賃」を基準に計算されるため、国 → 県 → 市町村の順に差し引きされる形で併用できます。(引用:障害者グループホームラボ)
区分 | 補助利用なし | 国+県+市補助利用 |
---|---|---|
家賃 | 50,000円 | 50,000円 |
うち国給付 | – | ▲10,000円 |
うち県助成(1/2上限25,000円) | – | ▲20,000円 |
うち市助成(例:船橋 上限25,000円) | – | ▲10,000円* |
実質家賃 | 50,000円 | 10,000円 |
食費・光熱費・日用品 | 45,000円 | 45,000円 |
月額合計 | 95,000円 | 55,000円 |
*市助成は残額が上限未満の場合、差額を補填。県+市で合計30,000円超にはならない。
- 支給決定を受ける(障害福祉サービス受給者証)
- 国の補足給付の申請:住民税非課税を証明できる書類を添付
- 県の家賃助成申請:賃貸契約書・家賃領収書・県所定申請書
- 市町村の上乗せ助成申請:県助成決定通知の写しが必要な場合あり
- 助成開始:原則翌月分から支給(遡及は自治体による)
よくあるご質問
Q1 家賃助成はいつまで続く?
→ 国給付は恒久。県・市助成は年度更新制で、年1回の実績報告・継続申請が必要です。(千葉県公式サイト, 八千代市公式ウェブサイト)
Q2 光熱費や食費にも補助はある?
→ 現状は家賃のみ対象。ただし生活保護受給者は住宅扶助・生活扶助内訳で実質的に補填されます。
Q3 体験入居中も助成対象?
→ 多くの自治体が本契約後のみ対象と定めています(例:八千代市)。(八千代市公式ウェブサイト)
まとめ
千葉県内では国1万円+県最大25,000円+市最大25,000円の補助を合わせると、家賃負担を大幅に軽減できます。
グループホームはなももでは見学・体験入居は随時受付中です。お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。
※本記事は2025年6月時点で公開情報をもとに作成しています。制度は変更される場合があるため、最新の要件は各自治体窓口へご確認ください。
コメント